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都井岬再開発事業、ドーム型テントなど整備へ 串間市

▲整備イメージ(市HPより)

 公募型プロポーザル方式で都井岬再開発整備・運営事業者の選定手続きを進めていた串間市は、優先交渉権者に株式会社SOLASITA(塚田和徳代表取締役、本社=千葉県八千代市)を特定した。アウトドアリゾートとして、ドーム型テントの整備を行うほか、野外フェスやヨガイベントなどの集客事業を展開する予定でいる。

 自然豊かな都井岬の市有地(旧都井岬観光ホテル跡地)の新たな活用に向けて、市は法人格を有する事業者やグループを対象に、施設整備・運営を行う事業者を募集。再開発のコンセプトに掲げる「都井岬の自然景観を阻害しない形での“質の高いアウトドアリゾート”」を踏まえ、企画提案書等の審査を行い、優先交渉権者を特定した。

 貸付対象物件は、串間市大字大納42番地3の旧都井岬観光ホテル跡地部分(約9800m2)。使用する土地の面積に対して1m2あたり86.8円/年を乗じた額を賃借料とする。整備例として、グランピングやキャンピングトレーラーハウス、オートキャンプ場、ワーケーション対応施設、遊具・アトラクション施設などを想定していた。

 同社の提案では、「PAKALAPAKA OUTDOOR RESORT」(パカラパカ アウトドア リゾート)をテーマに、ドーム型テント18棟程度を2期に分けて整備する方針。集客促進のための自主事業として、野外フェスやヨガイベント、アウトドアウエディング等の実施も予定している。2023年4月の開業を目指している。

 なお、市有財産賃貸借契約については、21年第6回定例会(12月串間市議会)での議決を経て、正式に効力を有するとしている。