宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会は、11月24日に県北会場、11月25日に県南会場で開催する2021年度第3回研修会の申し込みを11月10日まで受け付ける。新型コロナウイルスの感染者数が落ち着いていることから、従来どおり対面方式で開催する。
研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。
研修では、国土交通省九州地方整備局宮崎河川国道事務所の中島忠副所長が「河川における環境対策」をテーマに講演。温暖多雨で災害発生の危険性が高い九州内の多自然川づくり事例を紹介するとともに、環境対策や設計施工時の注意点について説明する。
信州大学繊維学部応用生物科学科の平林公男教授は、「河川中流域における生物生産力と生産性管理基準の提案」をテーマに講演。設計と土木施工の技術向上のため、魚類を含む生物が成長できる仕組みについて解説し、現場で施工する場合のポイントをまとめる。
開催日程と定員は、県北会場が11月24日に日向市中央公民館ホール(定員230人)、県南会場が11月25日に宮崎市清武文化会館半九ホール(定員400人)。時間はいずれも13時から17時まで。税込の受講料は一人あたり3200円。
受講希望者は、大淀川流域ネットワークのホームページからダウンロードできる申込書に必要事項を記入し、11月10日までに電子メールで送付し、受講料金を指定口座に振り込む。入金確認後、受講申込受付証を電子メールで返送する。受付は先着順とし、定員を超える申し込みがあった場合は、受講人数を制限する。
研修会は、宮崎県の総合評価落札方式で評価項目の一つに設定されているほか、一般社団法人全国土木施工管理技士連合会のCPDS認定講習会、一般社団法人建設コンサルタンツ協会のCPD認定プログラムとして申請する。
詳細はホームページで確認できる。研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内、〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。
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