公益社団法人日本コンクリート工学会は、2021年度のコンクリート診断士の講習と試験の実施要領を発表した。試験を受けるために必須となる講習は、4月20日~5月31日にeラーニングで実施。試験は10月31日に全国9会場で行う。
試験を受験するためには講習の受講が必須。ただし、20年度の講習受講者は、21年度の受講が免除される。講習の申込受付期間は1月12日~3月15日。費用は2万3000円(テキスト代及び受験願書代を含む)。受講時間は約9時間。
受講料の入金および専用サイトで受講申し込みの登録が完了した者のみ、eラーニングの受講が可能となる。講習の詳細は、ホームページに掲載している「2021年度コンクリート診断士講習eラーニング受講申込手順」で確認できる。
試験の受験資格は、一定の資格を既に取得していることや学歴に加え、20年度か21年度の講習を受講していること。受験願書を6月1日~7月30日に受け付ける。受験料は1万1000円。試験地は福岡など9会場。合格発表は12月末を予定する。
試験では、▽変状の種類と原因▽劣化の機構▽調査手法▽劣化予測・評価及び判定基準▽対策の種類、補修・補強工法▽建築物及び土木構造物の診断の考え方・調査項目▽技術及び基準類の変遷―について、四肢択一問題と記述式問題を出題する。
講習及び試験の詳細は、日本コンクリート工学会のホームページで確認できる。eラーニングの操作・登録方法に関する問い合わせ先はメールinfo@jci-el.jp、受験資格等に関する問い合わせ先はメールe-shindan@jci-net.or.jpまで。