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自然や人と共に生きるまち目指す 第8次綾町総合長期計画案

 綾町は、まちづくりの指針と位置付ける「第8次綾町総合長期計画」の基本構想・基本計画案を作成した。現行の第7次総合長期計画が最終年度を迎えることから、新たに21~25年度の5箇年を計画期間とする第8次総合長期計画を策定する。基本構想・基本計画案はホームページ等で公開し、1月22日まで意見を募集する。

 基本構想案では、町の現況・特性や時代の潮流、住民ニーズ等を踏まえ、今後のまちづくりで解決していくべき課題を整理。「自然と共に生き、人と共に生きるまち、綾」を目指すべきまちの姿と位置付け、生活基盤や産業振興、保健・医療・福祉、子育て・教育・文化などの分野ごとに、6つの基本目標と26の施策を定めた。

 生活基盤分野では、安全・安心に暮らせるまちづくりとして、防災・消防・救急体制や道路・交通ネットワークの充実、住宅・市街地の整備、交通安全・防犯対策の充実、電子自治体の推進を図る。産業振興分野では、力強く活力に満ちたまちづくりとして、農林水産業や商工業の振興、産業・雇用・定住対策の充実に取り組む。

 保健・医療・福祉分野では、健康でいきいきと暮らせるまちづくりとして、保健・医療や地域福祉の推進、高齢者福祉及び障がい者福祉の充実等を図る。子育て・教育・文化分野では、郷土を担う人づくりとして、子育て支援の推進や幼児・学校教育の充実、社会教育(生涯学習、青少年の健全育成、地域文化育成等)の充実に取り組む。

 また、コミュニティ・行財政分野では、共に支えあい自立するまちづくりとして、自治公民館活動の推進や男女共同参画・人権尊重社会の形成、行財政運営の充実を図る。自然・生活環境保全分野では、快適で美しいまちづくりとして、ユネスコエコパークを活かしたまちづくりや循環型社会の構築、上下水道の整備、公園・緑地・水辺の整備、景観の保全・整備(自然と調和した景観づくり)などに取り組む。

 一方、基本計画案では、基本構想の施策体系に基づき、今後、取り組むべき主要な施策を具体的に定めたほか、「災害等の対策満足度」「行財政運営の満足度」「下水の水洗化率」「自然環境の豊かさと保全の満足度」といった個別指標の目標値を設定。また、住民と地域・団体・事業者の参画及び協働の方向性なども示した。