公募型プロポーザル方式で「6次産業化拠点施設基本設計業務委託」の選定手続きを進めていた美郷町は、1月20日付で長田建築企画設計事務所と契約を締結した。田代小学校の施設を活用し、産地型商社の事務所や加工場を設置するにあたり、施設整備に係る基本設計等を委託する。履行期間は2021年3月26日まで。
町では、新型コロナウイルス感染症の拡大で影響を受けた農林業者、食品加工事業者の生産品の販路開拓等による消費促進につなげるため、19年に策定した「地域ぐるみで取り組む6次産業化基本構想」に基づき、中間支援組織である産地型商社(地域商社)の設立と6次産業化拠点施設の整備を計画している。
拠点施設に関しては、西郷地区義務教育学校の新設に伴い、20年度で廃校する田代小学校の施設を活用。産地型商社の事務所とライン化及び一部をオートメーション化した栗の一次・二次加工場を設置するにあたり、両施設の現況把握や加工施設建屋及び事務所兼販売所の基本設計、概算整備費の精算等を委託する。