帝国データバンク宮崎支店がまとめた宮崎県企業倒産集計によると、2020年の県内企業倒産件数は33件、負債総額は32億0900万円となった。倒産件数は前年比で8件増加したが、引き続き低水準で推移。負債総額は、5億円超の倒産やコロナ関連倒産が発生したことに起因し、過去最少だった前年を上回った。
業種別の倒産件数は、小売業が10件(前年比1件減)で最多。卸売業が6件(皆増)、製造業が4件(2件増)、サービス業が4件(1件増)、農林・林業・水産業が4件(3件増)で、建設業は3件増の5件(負債総額1億3800万円、同14%増)だった。
主因別では、販売不振の25件が最多で、放漫経営が2件、売掛金回収難と業界不振、設備投資の失敗が各1件、その他が3件。負債額別では、5000万円未満が16件、5000万円以上1億円未満と1億円以上5億円未満が各8件だった。資本金別では、100万円以上1000万円未満が23件で最多となった。