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西池小学校に多目的トイレを寄贈 江坂設備工業

      

▲写真は贈呈式の模様

 宮崎市の江坂設備工業株式会社(鳥山貴生代表取締役社長)は、同社が展開する「スマイルトイレプロジェクト」の一環として、宮崎市立西池小学校に多目的トイレを寄贈した。1月19日に鳥山社長が同校を訪ね、プロジェクトの記念プレートを贈った。

 創業50周年を迎えた同社では、県内の学校施設に設置されているトイレの洋式化率が低いことを踏まえ、50周年記念事業の一環として、2017年度からプロジェクトを展開。国連が採択したSDGs(持続可能な開発目標)の視点を踏まえ、社業を生かした地域貢献として、学校トイレを無償で洋式化する活動に取り組んでいる。

 同社では、17年5月から20年8月までの間に、宮崎市内の15の小学校でトイレの洋式化を実施。16校目となる西池小では、冬休み期間中を利用して、車いすやオストメイト(人工肛門・人工膀胱造設者)に対応できる多目的トイレを初めて設置した。

 19日に同校で行われた贈呈式では、鳥山社長が生徒の代表に記念プレートを手渡した。生徒の代表は「綺麗なトイレでとてもびっくりした。私達が怪我をした時や身体の不自由な方も安心して使うことができる。大切に使いたい」とお礼の言葉を述べた。

 鳥山社長は、「子ども達にトイレを我慢せず、安心して学校生活を送ってもらいたい」と述べるとともに、「学校施設は災害発生時に地域の避難所にもなる。障がいを持つ方を含め、今回設置した多目的トイレを活用してもらいたい」と話した。

 同社では、社業を生かした地域貢献活動を継続していくことで、その結果として、建設産業のPRや人手不足の解消、企業価値の向上につなげていきたい考えでいる。