▲ファクトブックの表紙
日本道路建設業協会(道建協、西田義則会長)は、道路建設業の社会的な役割や最新技術などを社会に伝えるため、ファクトブック『日本の道路を支える舗装技術の最先端』を作成した。
就職活動を行っている学生に対する説明資料として会員企業が活用できるほか、マスメディアなどへの情報提供にも使っていく考え。A4判64ページで、PDFデータを道建協のホームページからダウンロードできる。
新たな舗装技術して、自動運転や交通安全、環境保全、国土強靱(きょうじん)化などに対応する最新技術を紹介。例えば自動運転への対応では、舗装への磁気マーカーの埋め込みなどを説明している。
また、老朽化する道路インフラや、建設業の人手不足と高齢化、働き方改革への取り組みなど、道路建設業界が抱える課題と対策をまとめた。さらに、特集として、東京五輪に合わせた遮熱性舗装や、東日本大震災の復興事業での道路建設を掲載した。
道建協では、道路建設業のイメージアップや担い手不足の解消のため、動画制作など広報活動を展開しており、今回のファクトブックの制作もその一環。今後も取り組みを拡充していく考えだ。