宮崎県職業能力開発協会は、2020年度後期技能検定の受検申請を10月5日から16日まで受け付ける。実施職種は、特級が25職種、1級・2級が29職種、3級が13職種。12月4日~21年2月21日に試験を行い、3月19日に合格者を発表する。
技能検定は、職業能力開発促進法に基づき、働く人々の技能を一定の基準で検定し、これを公証する国家検定制度。特級・1級及び単一等級の合格者には厚生労働大臣名、2級・3級の合格者には県知事名の合格証書が交付され「技能士」の称号が与えられる。
後期技能検定の実施職種は、特級が工場板金や建設機械整備など25職種、1級及び2級が建築大工、配管、型枠施工、鉄筋施工、コンクリート圧送施工、防水施工、ガラス施工、塗装など29職種、3級が冷凍空気調和機器施工など13職種を予定する。
主な試験会場は、宮崎県職業能力開発協会、ポリテクセンター宮崎、ポリテクセンター延岡、宮崎高等技術専門校。会場や集合時間は受検票で通知する。申請書の提出は原則郵送、受検手数料は銀行振込で納付し、窓口での受付や現金の受領は行わない。
今後の新型コロナウイルス感染症の感染状況等によっては、検定が中止または延期となる場合がある。また、感染拡大防止のため、試験当日はマスクの着用を求め、発熱や風邪等の症状がある場合や身近に感染者があった場合等は、受検を控えてもらう。
技能検定の実技試験に合わせて、▽冷凍技術▽建築大工▽配管▽機械製図―の4職種は、23歳以下の青年技能者を対象とした技能五輪全国大会の予選会を行う。参加手数料は9200円。全国大会は21年12月に東京ビッグサイトで開催される。
受検案内は宮崎県のホームページ等で確認できる。申請書の提出先及び問い合わせ先は、宮崎県職業能力開発協会技能検定課(〒889-2155宮崎市学園木花台西2丁目4-3、電話0985-58-1570、FAX0985-58-1554)。