一般社団法人宮崎県溶接協会(碕山裕和理事長)は、宮崎県と開催する2020年度第65回「宮崎県溶接技術競技会」を中止することを決めた。県内で拡大した新型コロナウイルス感染症の影響により、県内7地区で開催している予選会が今年は4地区で中止になったことや、今大会から課題が変更されることを考慮した。
宮崎県溶接技術競技会は、県内溶接技術の更なる発展や技術者の資質及び技能の向上を目的として、同協会と宮崎県が開催しているもの。例年、7月から9月にかけて県内7地区で予選会を開き、地区大会を勝ち上がった代表選手約40人が11月に行われる県大会に出場。日頃の業務や訓練等で培った技術を競い合っている。
新型コロナの影響で4地区の予選会が中止になったことを踏まえ、同協会は今年度の県大会開催の是非や開催方法等について理事から意見を聴取。これを踏まえ、9月23日に開いた3役・相談役会で今年度の県大会の開催を中止することを決定した。
なお、今年5月に佐賀県で開催を予定していた九州・沖縄地区溶接技術競技会、同年10月に三重県で開催を予定していた全国溶接技術競技会も、新型コロナの影響を踏まえ、それぞれ次年度に開催が延期されたことから、次回の九州大会及び全国大会には19年度県大会の成績優秀者が本県代表として出場する。