▲写真は作業の模様、作業の参加者
一般社団法人宮崎県電業協会西都支部と西都電気工事業協同組合の有志一同は9月18日、西都市内で公共施設の電気設備保守点検・清掃ボランティア活動を行った。活動には、両団体に所属する企業の技術者ら15人が参加。西都市内の公共施設で、構内設備や外灯、トンネル照明の点検・清掃作業に汗を流した。
両団体による点検・清掃奉仕活動は、毎年8月の電気使用安全月間に合わせて実施しているもの。新型コロナウイルス感染症の感染状況を考慮し、今年は時期をずらして、▽西都原ガイダンスセンターこのはな館▽下妻近隣公園▽西都市老人福祉センター▽大椎葉トンネル▽百塚原トンネル―の5箇所で実施した。
作業当日の早朝、参加者一同は西都電気工事業協同組合に集合。作業内容や留意事項について説明を受けたのち、4つの班に分かれて作業を開始した。
このはな館では、キュービクル内部の点検や付近の除草及び清掃、構内外灯の点検・清掃などを実施。下妻公園では、漏電の有無を確認し、不具合箇所の解消や照明の清掃を行った。老人福祉センターでは構内設備の点検、大椎葉トンネルと百塚原トンネルでは照明の全点灯点検や絶縁点検に取り組んだ。
組合の伊東昌寿理事長は、「地域に根ざす企業として、職能を生かした地域貢献活動を展開している。皆で協力しながら活動を継続していきたい」と話す。西都市商工観光課の担当者は、適正な維持管理や計画的な修繕に点検作業が不可欠であることを踏まえ、「無償で点検していただき、ありがたい」と話した。
作業で確認した設備の点検結果は、報告書にまとめて西都市に提出し、各施設の適切な維持管理に役立ててもらう。奉仕活動の参加企業は次のとおり(順不同)=▽岩崎電管工業▽甲斐電機工事▽畠山電設▽緒方電気工事店▽日興電工▽富山電設▽杉尾電設▽押川電気工事店▽南海電気サービス。