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台風10号、土木施設など被害総額は38億余 宮崎県

 宮崎県は、台風10号の豪雨や強風に伴う県内の被害状況等をまとめた。分野別の被害額は、公共土木施設が道路路肩や法面崩壊、河川護岸欠壊など24億7600万円、農水産業関係が農畜産物や農地被害など6億2515万円、林業関係が林地や林道被害など7億6756万円。被害総額は38億6871万円となった。

 公共土木施設の被害は101箇所で24億7600万円(14日時点)。施設管理者別の内訳は、県関係が24箇所で15億2600万円、市町村関係が77箇所で9億5000万円となった。土木事務所別では、大規模な土砂崩れで建設会社の事務所や隣接する住宅が被災した椎葉村を含む日向土木事務所管内が51箇所で最多。

 農水産業関係の被害総額は6億2515万円(15日時点)となり、県内全域で果樹の落下等の農作物の被害(689㌶)や農業用ハウスの倒壊被害が発生した。一方、林業関係の被害総額は7億6756万円(15日時点)で、山地崩壊や土砂流出などの林地被害が5町村11箇所で発生している。被害状況の詳細は現在も調査中。