建設ネット企画画像 四角 四角

住宅の新築・リフォームを補助 県産材消費緊急支援事業

 宮崎県木材協同組合連合会は、2020年度「みやざき材の家」県産材消費緊急支援事業の申請を9月4日から受け付けている。新型コロナウイルス感染症の影響で、住宅購入に係る消費マインドが低下していることから、木造住宅の新築に際して県産柱材を1棟分を提供するほか、住宅リフォームに係る木工事の経費の一部を補助する。

 新築住宅建設支援(柱材プレゼント)部門では、県内に自らが居住する木造住宅を新築する施主に対して、県産柱材を1棟分提供する。申請時に施工業者と木造住宅新築に関する契約を締結済であることや、新築する住宅の構造材の80%以上が県産材かつ合法木材であることなどが要件。申請書の先着順で500人を決定する。

 一方、住宅リフォーム部門では、住宅のリフォームを行う施主に、県産材の購入およびその設置に要する経費の3分の1以内(上限10万円)を補助する。施工業者と住宅リフォーム工事の請負契約を締結済であることや、木工事に係る総木材使用量の80%以上に県産合法木材を使用することが要件。先着順で100人を決定する。

 希望者は、所定の申請書に必要事項を記入し、関連書類を添えて持参または郵送で提出する。新築住宅建設支援部門は棟上完了後、住宅リフォーム部門はリフォーム完了後に、証明書や報告書等の提出を求める。木材および木材を活用したリフォーム事例のPRのため、対象物件をインターネットやパンフレットで紹介する場合がある。

 事業の実施に際して、住宅施工業者及び木材業者向けの説明会を9月15日から各地で開催する。説明会では、当該事業のほか、宮崎県のみやざき材で創る「新しい生活様式」空間づくり支援事業や過剰木材在庫緊急対策事業(国補助事業)について説明する。参加希望者は事前にFAXやメールで申し込む。

 事業の詳細や申請書の様式はホームページで確認できる。問い合わせ及び申請書の提出先は、宮崎県木材協同組合連合会(〒880-0805宮崎市橘通東1丁目8番11号TOKIWA25ビル5階B、電話0985-24-3400、FAX0985-27-3590、メールtsukuda@miyazaki-mokuzai.or.jp)。