宮崎県は８月３１日、公募型プロポーザル方式で事業者を選定する「ひなもり台県民ふれあいの森オートキャンプ場木造キャビン整備事業」を告示した。新型コロナウイルス感染症対策となる「新しい生活様式」に対応し、県民が雄大な自然を満喫しながら、企業等がワーケーションにも利用できる小型木造キャビンを整備する。
整備棟数は４棟で、各棟の設計・施工・監理を一括発注する。趣向を凝らした施設とするため、設計コンセプトやデザイン内容等を総合的に審査・評価し、契約候補者４者を選定する。キャビンは建築面積が３０m2以下で、６人が宿泊できること。契約期間は２０２１年３月２５日まで。１棟あたりの税込上限額は１０００万円。
プロポーザルの参加要件は、宮崎県内に本社を有する建築施工業者で、建築一式工事に係る県の入札参加資格認定を受けていること。設計及び工事監理は建築士が行い、参加を希望する建築施工業者は、県内に本社を有する建築士事務所と提携することができる。その際、建築士事務所は県の入札参加資格認定の有無は問わない。
プロポーザルのスケジュールは、▽参加表明書等の受付＝８月３１日～９月１１日▽資格審査＝９月１４日～１５日▽企画提案書等の受付＝９月２３日～２９日▽事前審査＝９月３０日～１０月１日▽事前審査結果通知＝１０月２日▽本審査(プレゼンテーション)＝１０月６日９日▽本審査結果通知＝１０月１２日―など。
申し込み多数の場合は事前審査(書類審査)を行い、得点上位１０者程度を選定。本審査では、設計趣旨(コンセプト)や意匠計画、生活空間デザイン、自然空間との調和スペースデザイン、施設の安全性・耐久性、県産材の活用・需要拡大計画、建設工事の計画工程、費用概算を審査し、上位４提案を契約候補者として選考する。
プロポーザルの実施要領や仕様書、様式はホームページで確認できる。問い合わせ先及び申し込み先は、宮崎県環境森林部環境森林課みやざきの森林づくり推進室(〒８８０－８５０１宮崎市橘通東２丁目１０番１号、電話０９８５－２６－７１６０、ＦＡＸ０９８５－２６－７３１１、メールmiyazaki-morizukuri@pref.miyazaki.lg.jp)。