国土交通省は、越水や浸食による河川堤防の変状を検知できるシステムを公募している。応募期間は9月18日まで。台風や大雨による洪水に備え、目視に頼らずに堤防の決壊を早期に確認できるようにする。
公募するのは、▽堤防天端高が10㌢程度低下▽堤防天端幅が1㍍欠損―のいずれかの事態を即時に検出できるシステム。堤防の数百メートルから数キロの区間にわたって設置することを想定しており、区間内で発生した変状、昼夜を問わずに即時に特定できなくてはならない。
また、導入コストは設置費込みで100㍍当たり300万円以内であることが望ましい。堤防周辺の河川利用、交通にも配慮を求めている。選定された技術は、性能確認のための試験を行う。
応募要領は国土技術総合研究所のホームページ(http://www.nilim.go.jp/lab/fbg/gijyutsukoubo.html)から閲覧できる。