建設ネット企画画像 四角 四角

今年度から2箇年で本体工事実施 延岡駅西口再開発ビル

B00060650_1         B00060650_2

▲再開発ビルのイメージ

 株式会社まちづくり延岡がJR延岡駅西口街区に整備する再開発ビルの実施設計が完了したことを受けて、同社に出資する延岡市は、施設の概要や事業スケジュール、入居予定者、フロア計画を公表した。施設の規模はS造5階建延べ5800m2。2021年秋頃の完成を目指し、20年度から本体建設工事に着手する。

 延岡市の玄関口である延岡駅周辺(幸町3丁目)に、「働く場」「賑わいの場」としての機能を持った再開発ビルを整備する計画。市街地の環境改善や良好な市街地住宅の供給等促進を目的に、一定割合以上の空地確保や土地利用の共同化、高度化等に寄与する優れた建築物等の整備を支援する国や市の補助金を財源の一部に充てる。

 施設の配置計画によると、1階には地元ケーブルメディアや金融機関、和菓子店、飲食店舗など、2階にはコワーキングスペースやIT企業のオフィス、飲食店舗、まちづくり延岡の事務所を配置。3階には延岡商工会館と事務所のスペース、4階と5階には旭化成のオフィスを配置し、5階の一部に屋上広場も設置する。

 施設整備に係る実施設計は、松下・菊池・コトブキ特定建築設計共同企業体が担当。まちづくり延岡では、工事発注に向けた準備を進めている。事業スケジュールによると、20~21年度に建設工事を行い、21年度秋頃の完成を予定。施設完成後、各入居者が内装や設備等の整備、備品の搬入等を行い、それぞれ業務を開始する。

 延岡市は8月14日まで、再開発ビルの整備計画に対する意見を募集している。意見等は郵送・FAX・電子メールで商工観光部商業・駅まち振興課に送付する。