建設ネット企画画像 四角 四角

新校舎は3階建延べ7800㎡ 木城町義務教育学校計画

B00060819_1

▲新校舎のイメージ(町提供)

 木城町は、2023年度の開設を目指す義務教育学校の施設整備に係る基本設計をまとめた。木城中学校のグラウンドに3階建延べ約7800m2の新校舎を建設し、教室や図書室、職員室等の関係諸室のほか、地域住民等も利用できるホールなどを配置する。計画では、今年度中に施設整備に係る実施設計をまとめ、2021年度に着工する予定でいる。

 1960年~70年に建設された現在の木城小学校と木城中学校の校舎は、経年に伴う躯体や設備の老朽化が進んでいる。町は、少子高齢化に伴う児童・生徒数の変化や既存施設の現状、先進地の事例視察、関係者による協議等を踏まえ、小学校課程から中学校課程までの義務教育を一貫して行う義務教育学校を新設することを決めた。

 新設する義務教育学校は、「夢を抱き、元気な挨拶と笑顔があふれ、子どもの生命と瞳が輝く学校づくり」を基盤とする。ふるさと教育や外国語教育、ICT教育、キャリア教育に重点を置き、連続した学びに支えられた学力及び学習意欲と体力の向上、ふるさとを愛し、誇りに思う心情や態度の育成、豊かな人間性・社会性の育成を図る。

 既存の町体育館やトレーニングセンター、総合交流センター(リバリス)などを有効活用するため、新校舎は木城中学校のグラウンドに建設する。基本設計段階に於ける規模は3階建延べ約7800m2で、普通教室や特別教室、職員室などの関係諸室を配置。トラックや野球場、サッカー場等を備えたグラウンドを木城小学校に整備する。

 「つながりのある学び舎づくり」をコンセプトに、新校舎の1階には地域交流や学校の集会・発表等に利用する交流スペースを配置。交流スペースは吹き抜けとなっており、2階からも活動の模様が観覧できるようにする。小中学校や町の歴史、伝統芸能等の展示スペースなど、児童生徒と地域住民の交流の場となるスペースも整備する。

 また、「多様な学習を創造する学び舎づくり」をコンセプトに、大きな図書室を校舎中央に配置する。図書室内は木質化を図り、採光を確保して、明るく優しい雰囲気とする。自然採光や日照・通風を考慮し、教室は校舎の南側に配置。学習効果を高める教材や情報教育に対応したICT環境、英語教育に適した教室・備品を整備する。

 このほか、災害発生時を想定した発電装置や災害備蓄倉庫を整備するなど、「安心・安全・快適な学び舎づくり」に取り組む。今後は、今年5月に設置した開設準備委員会の各部会で、学校名や校章、開校式、PTAの組織編成、教育ビジョン、学校経営計画、備品新規購入や移転、新校舎への移転などに関する検討を進める。

 新校舎の整備に係る基本設計は教育施設研究所が担当し、同社が引き続き、実施設計も行う。町は20年度当初予算に、義務教育学校校舎建設実施設計費として9722万円を計上している。計画では、21年3月中に設計を完了させ、21年度に工事に着手する方針。町制50周年の節目にあたる23年度の開校を目指している。