公益社団法人全国産業資源循環連合会は、11月から開催する予定だった2020年度後期の「産業廃棄物処理eラーニング講座」を、2カ月前倒しして9月に開講する。産業廃棄物処理に携わる者を対象に、自宅や職場のインターネット環境を利用して、適切な処理業務を遂行するために必要な知識や能力の習得を図る。
講座は、①廃棄物処理法基礎コース(廃棄物の種類、委託契約、マニフェスト、保管基準、処理基準等)②収集運搬現場業務コース(収集運搬に係る法令、安全衛生、作業工程管理、留意点等)③中間処理現場業務コース(中間処理に係る法令、前同)④最終処分現場業務コース(最終処分に係る法令、前同)―の4コースを用意。
受講期間は、▽第1期=9月7日~10月6日▽第2期=10月12日~11月11日▽第3期=11月16日~12月15日▽第4期=12月21日~21年1月20日▽第5期=1月27日~2月26日―から選ぶ。開講期間中であれば、途中で中断・再開することも可能で、いつでも自分のペースで学習できる。
受講料は1人1講座あたり4400円。受講希望者は、申込期間中にホームページ内の専用ポータルサイトから申し込む。法人や団体だけでなく、個人での申し込みも可能。講座の内容やサンプル動画、申し込み方法は連合会のホームページで確認できる。
受講に際しては、一般社団法人宮崎県産業資源循環協会(田村努会長)が宮崎県から委託を受けて実施する「中堅リーダー育成事業」を活用できる。産業廃棄物処理業の人材育成と技術力向上を図るため、受講料の一部を補助する。問い合わせ先は事務局(電話0985-26-6881、FAX0985-31-1703)。