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金賞に「神代川かわまちづくり」 川づくりコンペを開催

 宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会は8月3日、宮崎市内で「第14回うるおいのある川づくりコンペ」を開催した。参加団体が、地域連携・協働による多自然川づくりや、計画・設計・施工段階の配慮や工夫で効果的な川づくりに繋がった事例を発表し、金賞に西臼杵支庁の「神代川かわまちづくりにおける取組」を選んだ。

 理想とする川や水辺づくりを話し合い、「うるおいのある川づくりとは何か」を自由かつ柔軟に探ることで、うるおいのある川や水辺の具体的なイメージを共有することがコンペの目的。応募のあった13団体がコンペで発表する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため3団体が欠席し、10団体が発表を行った。

 発表内容は、▽施工事例から得た多自然川づくりの課題▽地域連携・協働による多自然川づくりの実践▽計画・設計段階での配慮で効果的な川づくりとなった事例▽施工段階での配慮・工夫で効果的な川づくりとなった事例▽効果的な川づくりのために計画・設計段階で配慮した事例▽フォローアップによる順応的管理の事例―など。

 審査の結果、金賞に西臼杵支庁の「神代川かわまちづくりにおける取組」、銀賞に日向土木事務所の「耳川鳥川地区における自然環境の再生」と延岡土木事務所の「生態系に配慮した河道掘削」、銅賞に小林土木事務所の「辻の堂川の多自然づくりとその後の変化」と宮崎河川国道事務所の「都城かわまちづくりの取り組み」を選んだ。