一般社団法人宮崎県建築士会とひむかヘリテージ機構は、２０２０年度の第１回講習会を９月１２日に日南市文化センターで開催する。「見る・伝える 建築っておもしろい！」をテーマに、建築ジャーナリストの磯達雄氏と編集者の宮沢洋氏が講演を行うほか、丹下健三氏が設計した同センターの見学ツアーも開催する。
１８年６月に設立されたひむかヘリテージ機構は、古民家の保存や活用、登録有形文化財、地域防災、世界遺産など幅広いテーマの講演会を開催。歴史的建造物活用の相談に応じるなど、地域のヘリテージマネージャーや県市町村の文化財関係者、まちづくりに携わる者と連携し、誇りの持てる地域づくりに貢献している。
第１回講習会の講師は、日経アーキテクチュア編集部勤務を経て、現在は桑沢デザイン研究所や武蔵野美術大学の非常勤講師を務める建築ジャーナリストの磯達雄氏と、日経アーキテクチュア編集長を歴任し、２０年４月から磯達雄氏とＯｆｆｉｃｅＢｕｎｇａ(オフィス・ブンガ)を共同主宰する編集者・画文家の宮沢洋氏。
当日は、日経アーキテクチュアの人気連載「建築巡礼」シリーズを手掛ける両氏が、「見る・伝える 建築っておもしろい！」をテーマに講演するほか、丹下健三氏が設計した日南市文化センター(１９６２年竣工)の見学ツアーも開催する。時間は１３時から１６時５０分まで。定員６０人。聴講無料で、誰でも参加できる。
受講希望者は、氏名・居住地・連絡先(電話・メールアドレス)を明記し、ひむかヘリテージ機構へＦＡＸまたはメールで申し込む。新型コロナウイルス感染症対策として、参加者にはマスクの着用や手指の消毒、当日の検温等の協力を求める。応募多数の場合は、ひむかヘリテージ機構の会員を優先する場合がある。
２０年度はこのほか、１０月と１１月に第２・３回講習会「高鍋町の民家を知る～建具・金具～」、２１年１月に第４回講習会(テーマは未定)、同年２月に第５回講習会「宮崎のヘリテージマネージャーの活動公開」の開催を予定している。ただし、新型コロナウイルスの感染状況によっては、講習会を中止する場合がある。
詳細は宮崎県建築士会のホームページで確認できる。問い合わせ及び申し込み先は、ひむかヘリテージ機構(メールinfo.hho.2018@gmail.com、電話０９８５－２７－３４２５、ＦＡＸ０９８５－２７－３６９８)。