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吉原建設が6.3億余で落札 西郷地区義務教育学校

 美郷町は8月18日、指名競争で「西郷地区義務教育学校(仮称)校舎等増改築工事」の入札を執行し、吉原建設が6億3300万円で落札した。指名業者は、吉原建設、協栄、坂下組、志多組、増田工務店、坂本建設、上田工業、杉本建設の8社。工期は2021年3月末まで。税抜の公表価格は6億4000万円だった。

 少子高齢化に伴う児童生徒数の減少や、一貫性を持った教育の実践等を目的として、西郷地区の田代小学校と西郷中学校を統合した施設一体型の義務教育学校を21年4月に新設する。設置場所は西郷中学校の敷地内で、同地区の田代幼稚園も敷地内に移転する。施設整備に係る設計業務は長田建築企画設計事務所が担当した。

 現在までにプールの改修が完了。既存の北校舎と南校舎、体育館はそのまま活用し、両校舎に併設する形で幼稚園舎(S造平屋建234m2)、中学校校舎(S造平屋建延べ177m2)、小学校校舎(木造平屋建延べ555m2)、給食センター(S造平屋建延べ398m2)、職員室(S造平屋建延べ89m2)、事務室(S造平屋建延べ8m2)を増築する。

 今回の工事ではこれらの増築建物の建設工事と一部外構工事を施工する。工期は21年3月末まで。同年4月に義務教育学校として開校し、既存の給食センターの解体工事やその跡地の外構工事を21年度に行う予定でいる。