宮崎県は、みやざき材で創る「新しい生活様式」空間づくり支援事業の募集を開始した。不特定多数の者の利用が見込まれるPR効果が高い施設を対象に、県産材を活用した新型コロナウイルス感染症対策のための「新しい生活様式」に配慮した施設整備等を支援する。毎月15日と月末に募集を締め切り、予算額に達した時点で終了する。
このうち、木造施設建設及び内装木質化に係る支援では、県産材かつ合法木材であることが証明できる木材を使用して、木造施設の建設及び内装木質化を行う施設整備を支援する。補助率は、県産材の木材費とこれに伴う工事費及び諸経費の2分の1以内。上限額は木造施設建設が1000万円、内装木質化が500万円。
木製外構施設設置に係る支援では、県産材を使用した木製外構施設の設置に要する経費を助成する。補助率は木材費と工事費及び諸経費の2分の1以内(上限額300万円)。また、木製調度品の導入に係る支援では、県産材を使用した木製調度品の購入経費を助成する。補助率は購入・運搬・設置費の2分の1以内(上限額50万円)。
木造施設建設及び内装木質化と木製外構施設設置に係る支援では、▽業種別感染対策ガイドラインに基づくものであり、新しい生活様式の実践につながると知事が認める施設であること▽県内に所在する施設であること▽補助対象とする部分に使用する木材使用数量の70%以上が県産材であること―などを求める。
事業の実施を希望する場合は、宮崎県のホームページで確認できる募集要項を確認のうえ、事業計画書や関係資料等を西臼杵支庁または各農林振興局の林務課に提出する。事業に関する問い合わせ先は、環境森林部山村・木材振興課みやざきスギ活用推進室木材利用拡大担当(電話0985-26-7156)。
《事業の募集要領》