宮崎労働局長登録教習機関の公益社団法人宮崎労働基準協会は、2020年9月に開催する技能講習等の開催日程を明らかにした。石綿作業主任者技能講習や安全管理者選任時研修を開催する。開催日の1カ月前から申し込みを受け付ける。
宮崎労働基準協会が開催する一部の技能講習や特別教育は、建設業の若年労働者の入職や定着を支援する旧建設労働者確保育成助成金の対象となる。雇用する建設労働者に対象となる技能講習等を受させた事業主に、受講料及び賃金の一部を助成する。
新型コロナウィルス感染症への対応として、受付時の検温やマスクの着用、手指の消毒、咳エチケットの励行など感染症予防対策への協力を求める。発熱等の症状がみられる場合は受講を見合わせてもらい、次回講習等への振り替えなどに応じる。
9月18日に都城支部が開催するガス溶接技能講習は学生の受講者が多いため、希望者は同支部に問い合わせる。9月24日~27日の床上操作式クレーン運転技能講習(延岡)と9月9日~10日のクレーンの運転の業務に係る特別教育(延岡)は中止する。
講習日程や内容はホームページで確認できる。希望者は申込書に受講料等(振込可)を添えて、各講習の担当支部へ申し込む。講習等に関する問い合わせ先は、宮崎労働基準協会(電話0985-25-1853、FAX0985-28-9080)。
9月の技能講習等開催日程は次のとおり(①開催日②担当支部③内容)。
▽玉掛け技能講習=①9月3日~5日②宮崎支部③学科・実技
▽酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者技能講習=①9月1日~3日②延岡支部③学科
▽石綿作業主任者技能講習=①9月17日~18日②宮崎支部③学科
▽クレーンの運転の業務に係る特別教育=①9月11日~12日②都城支部③学科・実技▽電気取扱業務(低圧)特別教育=①9月29日~30日②宮崎支部③学科・実技
▽フルハーネス型墜落制止用器具特別教育=①9月4日②都城支部③学科・実技
▽安全管理者選任時研修=①9月10日~11日②宮崎支部③学科
▽安全衛生推進者養成講習=①9月15日~16日②宮崎支部③学科。
■9月8日にリスクアセス実務研修
中央労働災害防止協会は9月8日、宮崎市の矢野産業祇園ビルで「リスクアセスメント実務研修」を開催する。時間は9時から17時まで(8時30分開場)。定員は50人で、定員に達し次第、申し込みを締め切る。宮崎労働基準協会が協力する。
職場における労働災害発生のリスクを事前に排除するため、事業場等に於いては設備や作業行動等に起因する潜在的な危険性及び有害性等の調査(リスクアセスメント)を行い、その結果に基づき、必要な措置の実施に努めることが求められている。
実務研修では、リスクアセスメントの導入や実施に際して中心的な役割を果たす実務担当者を対象に、労働安全衛生マネジメントシステムに基づくリスクアセスメントの目的や意義、リスクアセスメントの手法などを講義や演習を通じて学ぶ。
研修の修了者は、厚生労働省通達「労働安全衛生マネジメントシステム担当者研修実施要領」のリスクアセスメント担当者研修を修了したものと認められる。受講希望者は、所定の申込書に必要事項を記入して送付し、参加費を指定口座に振り込む。
参加費は、宮崎労働基準協会員または中災防賛助会員が2万8710円、非会員が3万1900円。当該研修では、常時使用労働者数が300人未満かつ労災保険の適用事業場の場合、中小希望事業場に対する割引サービスを利用できる。
詳細はホームページで確認できる。問い合わせ及び申し込み先は、宮崎労働基準協会(電話0985-25-1853、FAX0985-28-9080)。