宮崎県は8月11日、公募型プロポーザル方式で事業者を特定する「県立こども療育センター感染症対策整備事業」を告示した。新型コロナウイルス禍に於いても必要なサービスを継続的に提供できるよう、施設内感染の発生及び感染拡大の防止の観点等から取り組む施設の改修に係る設計・施工を一括して発注する。
具体的には、感染疑いのある子どもを隔離する経過観察室、集中療育室、個室、ナースステーション、トイレ・更衣室等の整備、非常用自家発電機の更新を行う。改修部分の延床面積は1345m2。事業では、施設整備に伴う耐震診断及び実施設計、建築工事、電気設備工事、機械設備工事、工事監理、各種申請手続きを行う。契約期間は2021年7月31日まで。税込の発注上限額は3億2177万1000円。
プロポーザルの参加形態は、単独企業、特定建設工事共同企業体、設計・施工共同企業体のいずれか。宮崎県内に本社、支社、営業所、またはこれらに類する事業拠点を有する者で、仕様書の内容を理解し、これを確実に履行することができる者であること。
このほか、▽宮崎県の入札参加資格認定を受けている者で、建築一式工事に係る入札参加資格の認定を受け、かつ等級区分が特A級に格付けされていること▽建築士法第23条に基づく一級建築士事務所の登録を行っている者であること▽1000m2以上の建築物の施工実績を有する者であること―などを求める。
プロポーザルの実施スケジュールは、▽参加表明書等の受付期間=8月11日~8月24日▽質問書の受付期間=8月11日~8月21日▽提出書類の審査(一次審査)=8月25日~8月26日▽企画提案書等の受付期間=8月27日9月1日▽プレゼンテーション審査(二次審査)=9月上旬▽審査結果通知=9月上旬―を予定する。
参加資格要件を満たす事業者を対象に、書類審査及びプレゼンテーション審査を行い、評価得点数が最も高い提案者を受注候補者とする。評価項目と配点は、経過観察室(感染症対策)と集中療育室(3密対策等)に対する評価が各20点、その他の改修部に対する評価が10点、事業の実施体制及び実施計画が40点、費用概算が10点。
プロポーザルの実施要領や仕様書、平面図、様式はホームページからダウンロードできる。問い合わせ先及び申し込み先は、宮崎県福祉保健部障がい福祉課障がい児支援担当(宮崎市橘通東2丁目10番1号、電話0985-26-7068、FAX0985-26-7340、メールshogaifukushi@pref.miyazaki.lg.jp)。