宮崎県環境森林部は、工事現場の熱中症対策に係る経費の補正で、新型コロナウイルス感染症対策としてマスクの着用が求められている実態を踏まえ、県土整備部及び農政水産部と同様の特例措置を講じる。当面の間、真夏日の基準をこれまでの「最高気温30度以上」から「28度以上」に読み替えて対応する。
熱中症対策を推進するため、環境森林部は19年7月から現場管理費率の補正を試行。主な工種が屋外作業である工事を対象に、真夏日が工期中に占める割合(真夏日率)に1・2を乗じた値を現場管理費率に加算する。工期は準備期間や後片付け期間を含めたもので、工場製作のみを実施している期間は含めない。
受注者が提出した気温の計測結果を踏まえて補正値を算出し、変更契約する。現場管理費率の補正の対象となる場合は、特記仕様書にその旨を記載する。