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特別優秀工事等顕彰に戸髙コーポレーション 防衛省

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▲写真は吉田社長、表彰式の模様

 防衛省は、地方防衛局等が発注した建設工事及び業務に関して、全国的に他の模範となる優秀な建設工事や業務、担当技術者を顕彰する2020年度「特別優秀工事等顕彰」の受賞者を決定した。特別優秀工事顕彰には、「新田原(30)法面整備工事」を施工した株式会社戸髙コーポレーション(宮崎市)など6件を選定した。

 特別優秀工事等顕彰は、入札参加者の受注意欲を高め、建設工事及び業務目的物の品質確保等を図るため、施工状況や実施状況等が特に優れ、他の模範となる工事や業務等を顕彰するもの。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今年度は本省での表彰式を中止し、熊本防衛支局管内の受賞者には顕彰状を手交した。

 戸髙コーポレーションが施工した「新田原(30)法面整備工事」では、新田原基地西側の境界に於いて町道に隣接する法面が降雨で崩壊し、町道通行の妨げとなるとともに、基地内への立ち入り防止フェンスが要を成していなかったため、新技術の省力化かご工を採用して法面の整備及び基地外周道路の舗装整備を行った。

 施工に際しては、工事業者同士のネットワークを通じて、他の基地周辺の道路工事の内容や工期、対策等の情報を把握。工事業者同士で情報共有を図り、混雑緩和や安全対策、交通管理等の計画を綿密に行って地域への負担を軽減するなど、工程・安全管理を徹底し、地域に精通して円滑に施工したことが評価された。

 7日に同社で行われた表彰式では、熊本防衛支局の高畠克幸地方調整官から吉田孝平代表取締役に顕彰状が手渡された。吉田社長は「全国規模の顕彰を受賞し、とても驚いている。受賞を機に、より高品質な成果物を提供していくという使命を痛感した。身の丈にあった仕事を続けていけるよう、これからも精進したい」と話した。