建設ネット企画画像 四角 四角

安心・安全へ職場環境の改善を 宮崎安全施設事業協同組合

B00060361_2   B00060361_3   B00060361_1

▲写真は挨拶する山内理事長、表彰式、大会の模様

 宮崎安全施設事業協同組合(山内繁樹理事長)は7月7日、宮崎市内で2020年度の「安全大会」を開催した。大会は、例年より参加人数を制限し、全員がマスクを着用するなど、新型コロナウイルス感染防止対策を徹底。安全表彰や安全講話、安全宣言を通じて意識の高揚を図り、労働災害及び交通災害を撲滅することを誓った。

 挨拶で山内理事長は、労働災害を防止するため、健康管理に十分な注意を払い、働き方の工夫をするなど、安心・安全に働ける職場環境づくりが重要であることを強調。交通ルールの遵守や熱中症予防対策、新型コロナ感染防止対策を徹底して、無事故・無災害を目指すとともに、明るい職場づくりに努めてもらうよう呼び掛けた。

 表彰式では、安全衛生活動に対する取り組みが特に顕著で他の模範となる優良事業所表彰のほか、優良従業員表彰及び優良運転者表彰の受賞者(いずれも後述)に対して、山内理事長から表彰状と記念品が贈られた。

 来賓として招かれた宮崎県警察本部交通規制課の垂水一洋課長は、県内の交通情勢や道路交通法の改正内容を説明し、思いやり運転の実践を求めた。また、交通安全施設の整備方針を示し、常に危険と隣り合わせの道路が現場である組合員に対して「安全が全てに優先する」という意識を強く持ち、作業に臨んでもらうよう呼び掛けた。

 安全講話では、宮崎県警察本部交通規制課の木津次郎氏が「工事現場の安全管理と施工上の留意点及び交通安全」、宮崎労働基準監督署安全衛生課の安藤翔太氏が「熱中症・道路用塗料・脚立の危険を知る」と題して講演。工事関係書類の適切な作成と提出、労働災害の未然防止のための現場の安全対策などを説明した。

 安全宣言を行った青年部の外山真澄氏は、労働災害及び交通災害の撲滅に向けて「人命尊重の基本理念のもと、各自が安全と健康確保のために職場環境を改善する」「漫然運転の追放や歩行者優先運転を推進するなど、交通安全意識の高揚に努める」「全国安全週間スローガンを目標に年間活動を展開する」ことを誓った。

*表彰受賞者は次のとおり(敬称略)
▽優良事業所=宮崎ライン工業
▽優良従業員=広川良治(九州ジスコン)、外山真澄(前同)、池部充俊(前同)、丸本武志(山王道路機工)
▽優良運転者=有川新之介(南九州みかど)、瀬野哲志(アクティブ)。