宮崎県とNPO法人大淀川流域ネットワークが運営する「宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会」は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、2020年度の第1回研修会をオンラインで開催する。8月17日7時から19日21時までの期間内に研修会を受講する。8月3日15時まで受講申し込みを受け付ける。
研修会は、河川や砂防に関係する行政及び企業の技術者が対象。多自然川づくりに関する全国トップクラスの研究者などを講師に招き、河川の水辺環境に関する知見や技術を習得する機会を提供するとともに、全国的な施策である多自然川づくりの理念やこれを地域に適用するための具体的な方法などを実践的に学ぶ。
今回の研修会では、河川情報センター福岡センター所長の川口芳人氏が「川づくりにおける設計図書」をテーマに、設計の思想や工法に関する情報を伝達し、現地状況に順応した設計図書の作成方法等を紹介。また、滋賀県立大学環境科学部准教授の瀧健太郎氏が「小さな自然再生で地域づくり」をテーマに講演を行う。
受講希望者は、8月3日までに「会社情報登録用紙」及び「参加申込書」を電子メールで送付するとともに、受講料金を指定口座に振り込む。講演の動画は、期間限定で特定の者しか閲覧できないように設定し、YouTube上で公開する。閲覧のためのURLを会社情報登録用紙に記載した代表メールに通知する。
テキストとレポートの様式は、8月11日に大淀川流域ネットワークのホームページ「水辺工法研究会スケジュール」に掲載する。受講者は、指定様式に手書きで研修内容のレポートを記入し、8月21日までに原則として所轄の土木事務所等に持参する。やむを得ない場合に限り、郵送での提出も認める(要事前連絡)。
研修会は、会社内で受講者がまとまって受講することを推奨する。税込の受講料はひとり3200円。CPDSに関しては、全国土木施工管理技士会と建設コンサルタンツ協会の条件に該当しないため、今回は登録できない。申込書提出後に業務の都合等で受講できなくなった場合は、8月3日15時まで返金に応じる。
詳細はホームページで確認できる。研修会に関する問い合わせ及び申し込み先は、宮崎県自然豊かな水辺の工法研究会(NPO法人大淀川流域ネットワーク事務局内=〒880-0013宮崎市松橋1丁目36小松排水機場内、電話0985-78-2655、FAX0985-48-8233、メールmizube@oyodo-river.org)。