▲写真は挨拶する河野会長、大会の模様
小林地区建設業協会(河野与一会長)は７月３日、小林地区建設会館で２０２０年度の「安全推進大会」を開催した。手指の消毒など新型コロナウイルス感染防止対策を徹底した上で、会員企業の代表や技術者ら約４０人が参加。安全講話や安全宣言を通じて、現場等における無事故・無災害の達成を固く誓った。
挨拶で河野会長は、「建設業が地域社会に貢献していくためには『安全』が最も重要」と述べ、日頃から安全意識の高揚に取り組む姿勢を持つことの重要性を強調。各自が積極的に安全対策に取り組む必要性を説いた。また、災害対応に関しても「安全の確保が何より優先される」と述べ、労働災害撲滅に向けた協力を求めた。
来賓挨拶で都城労働基準監督署の大野一喜署長は、「全ての労働者が安全に作業できる職場環境の改善が必要」と、社会情勢等の変化に伴う作業環境の改善を求めるとともに、過去の労働災害に関して「しっかりとした安全対策が取られていれば未然に防げた」と述べ、今一度気を引き締め、安全への心構えを持つよう呼び掛けた。
安全講話では、都城労働基準監督署安全衛生課の田邊圭課長が「労働災害の発生状況と防止対策」について、小林警察署交通課企画安全係長の下小牧孝氏が「交通事故防止対策」について、九州電力送配電株式会社都城配電事業所設備管理グループ長の蓬原勝利氏が「配電線接近作業時の事故防止」について、それぞれ講演を行った。
安全宣言では、赤石桂一氏の号令のもと、労働災害の撲滅を参加者全員で誓い、２０年度の安全推進大会を滞りなく終了した。