宮崎県病院局は7月27日、指名競争で「県立宮崎病院精神医療センター他改修工事実施設計業務委託」及び「同解体工事他実施設計業務委託」の入札を執行。改修工事実施設計はコラム設計が1530万円(予定価格1814万4000円)、解体工事他実施設計は星山設計が736万4000円(同908万9000円)で落札した。
このうち「精神医療センター他改修工事実施設計業務」では、既存の精神医療センター(RC造2階建延べ3748m2)や付属棟(RC造3階建延べ1632m2)、災害用備蓄倉庫(RC造平屋建延べ338m2)の改修と、駐輪場(S造約156m2)の新設に係る実施設計を委託する。委託期間は210日間を予定する。
設計与条件を踏まえた工事費を約8億円と概算。建設工期は21年7月~22年9月を予定している。設計に際しては、コスト縮減や維持管理(ライフサイクルコストを含む)に配慮し、合理的な工法等を検討するとともに、施工面積等の施工条件等を考え合わせて、適切な単価を設定することなどを求める。
一方、「解体工事他実施設計業務」では、既存の病院・診療棟(SRC造地下1階地上10階建延べ3万9808m2)やリハビリ・MRI棟(RC造平屋建延べ570m2)、倉庫、休憩室、渡り廊下、特殊排水設備等の解体に係る実施設計と、旧病院地下部分に設置する緊急汚水槽の実施設計を委託する。
これらの設計与条件を踏まえた工事費を約11億円と概算。工期は21年12月~23年2月を予定している。改修設計と同様、設計に際しては発注者や施設管理者、関係機関等と十分に協議を行い、コスト縮減や維持管理に配慮して、合理的な工法等を検討するとともに、適切な単価を設定することなどを求める。