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生目の杜医療防災拠点が完成 宮崎市と3師会が竣工式

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▲写真は市郡医師会の新病院、竣工式の模様

 宮崎市と宮崎市郡医師会、宮崎市郡歯科医師会、宮崎市郡薬剤師会が整備を進めていた「生目の杜医療防災拠点」及び「三師会施設移転新築工事」が完成したことを受けて、7月18日に現地で竣工式が行われた。設計・施工に携わった工事関係者や地域の代表らが出席し、宮崎市や三師会が関係者の協力に感謝の意を示した。

 宮崎市が防災支援拠点と位置付ける大字有田の敷地(区域面積約15万m2)に、医療防災拠点として医師会諸施設(病院・検査・健診・看護学校・事務局)、歯科医師会施設(宮崎歯科福祉センター)、薬剤師会施設(いきめの杜会営薬局)を移転新築するほか、大規模災害時に救援・救護の活動拠点となる防災緑地を整備するもの。

 宮崎市はこのうち、土地開発公社を通じて、公益的施設用地(約4万5000m2)や防災緑地(約2万m2)の造成工事や幹線道路工事、調整池工事(3箇所)などを実施。設計はフェニックスコンサルタント、施工はダイニチ・鈴木・桜建特定JV、九建・伸洋・尾園特定JV、松本・吉野・九建特定JVらがそれぞれ担当した。

 一方、宮崎市郡医師会諸施設は、地上6階建の病院棟や4階建の医師会棟、エネルギーセンター棟、緩和ケア棟で構成する。延床面積の合計は約3万2000m2。設計・監理は久米設計、施工は戸田・大和・矢野特定JVが担当し、セカンドオピニオンとして宮崎県建築士事務所協会と宮崎県設備設計事務所協会が協力した。

 また、宮崎市郡歯科医師会が整備した地上2階建の宮崎歯科福祉センターは、設計を九州建設サポート、施工を大和開発が担当。宮崎市郡薬剤師会が整備した平屋建のいきめの杜会営薬局は、設計を柾建築事務所、施工を大和開発が担当した。

 来月の開院及び開所を前に、18日に現地で行われた竣工式の神事では、宮崎市の戸敷正市長や3師会の会長、本県選出国会議員、県議会及び市議会議長、地域の代表、設計及び施工の代表者が玉串を捧げ、建物の無事完成を報告。新病院前で行われたテープカットには、宮崎県の河野俊嗣知事も加わり、新施設の完成を祝った。

 挨拶で戸敷市長は、工事関係者の努力や新型コロナウイルス感染症の対応にあたっている医療関係者の尽力に敬意を表するとともに、3師会の施設が集約されたことで、大規模災害時にも医療機能を維持し、救援・救護活動を円滑に実施できる体制が整ったことを強調。「地域医療の提供体制が一層確保されることを期待する」と述べた。

 同じく、宮崎市郡医師会の川名隆司会長は、今回の移転を機に、施設・設備のハード面だけでなく、医療機能や診療機能などのソフト面もバージョンアップしたことを説明。「宮崎西IC周辺という立地を生かし、県内から救急患者を受け入れ、会員及び住民から求められる安全・安心な医療を提供できるよう努力していく」と述べた。