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埋設場所・方法など検討でプロポ 硫黄山噴火に伴う沈殿物等

 宮崎県環境森林部環境管理課は、公募型プロポーザル方式で受託候補者を選定する「硫黄山噴火に伴う噴出物由来沈殿物等の不溶化処理後の埋設地・埋設方法の検討及び避難施設の設置検討に関する業務委託」を公告した。委託期間は契約締結日から2021年3月25日まで。委託金額の上限は450万円(税込)とする。

 18年4月の硫黄山噴火に伴い発生した噴出物由来の沈殿物等(からくに荘跡地沈殿池内の沈殿物、えびの高原河川沈殿堰しゅんせつ物、尾八重野沈殿堰しゅんせつ物)について、重金属不溶化処理後の埋設地や埋設方法を検討するとともに、再度の噴火に備え、仮設水質改善施設付近における避難施設設置に関する調査を行う。

 参加要件は、過去10年以内に土質改良もしくは地盤改良に関するコンサルタント業務の経験、または自然由来の重金属を含む土壌及び火山噴出物等に関する調査業務の経験を有すること。宮崎県内に本社・支店・営業所、またはこれに類する事業拠点を有することや、土壌汚染対策法で定める指定調査機関であることを求める。

 プロポーザルの主な選定スケジュールは、▽公告開始・既存資料閲覧開始=7月17日▽事前説明会参加申込票提出期限=7月28日▽事前説明会=7月30日▽参加表明書提出期限=7月31日▽質問票提出期限=7月31日▽企画提案書提出期限=8月11日▽選定結果通知=8月下旬―を予定している。

 事前説明会は7月30日の13時30分から、えびの高原からくに荘跡地沈殿池(えびの市末永)で開催する。説明会の参加申し込みを7月28日まで受け付ける。既存資料の閲覧を希望する場合は、参加表明書に閲覧希望と記入して環境管理課へ送付する。希望者に対して、県が指定する日時に環境管理課で閲覧を行う。

 選定方法は書類審査方式。提出された企画提案を総合的に審査して、受託候補者を決定する。プロポーザルの実施要領や仕様書、様式はホームページで確認できる。書類の提出先及び問い合わせ先は、環境森林部環境管理課水保全対策担当(電話0985-26-7085、メールkankyokanri@pref.miyazaki.lg.jp)。