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災害撲滅へ安全意識の高揚図る 旭建設が労働安全衛生大会

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▲写真は挨拶する黒木社長、木下専務、大会の模様

 日向市の旭建設株式会社(黒木繁人代表取締役社長)は7月10日、日向市内で2020年度の労働安全衛生大会を開催した。新型コロナウイルス感染防止対策として、市外の現場担当者や宮崎支店、協力会社の職員はWeb会議システムで大会に参加した。安全講話や安全の誓いを通じて意識の高揚を図り、無事故・無災害を誓った。

 大会は、川口正規常務の宣言で開会。原田健司氏が安全衛生方針、若杉生男氏が安全標語と環境スローガンの唱和を行った。協力会社安全表彰では、村川政文統轄安全衛生責任者が、安全評価満点賞、安全関係優秀者、健康優良賞の受賞者(後述)を紹介した。

 挨拶で木下哲治取締役専務は、日々の安全衛生活動の実践に感謝の意を示すとともに、「大会を契機として初心に立ち返り、安全について考え直し、安全意識を高めてもらいたい。事故を起こさないよう、日頃から安全な作業環境の構築に努め、互いを気遣いながら、気付いたことは率先して発言・行動していこう」と呼び掛けた。

 講話では、宮崎労働基準協会延岡支部の生田正志事務局長が「事故事例から見た災害防止」について、アクサ生命の藤井斉氏が「これから我々の目指すべき『健康』とは」と題して、それぞれ講演を行った。村川統轄安全衛生責任者は「熱中症」をテーマに、死傷災害の発生状況や事例、具体的な対策について安全教育を行った。

 安全の誓いでは、阿久井裕太氏と黒木弥生氏が「今大会を契機とし、人命尊重の基本理念と新たな決意のもと、働く人たちとその家族の笑顔の輪が広がるよう、安心して働ける職場を創っていく」と宣言。参加者全員で「頑張ろう!」とコールした。

 大会を総評した黒木社長は、安全と健康は全てに優先するという方針のもと、全員一丸でこれを推進していくため、良い意見やアイデアを採用していく考えを示すとともに、「人生をより良く、楽しく、そして幸せに送ることができる」ことを目指して、事故や災害のない安全職場の実現に向けた取り組みの実践を呼び掛けた。

*協力会社安全表彰の受賞者は次の通り(敬称略)
▽安全評価満点賞=太洋ヒロセ、クロキ、大志工業、日本乾溜工業、幸永産業、平原工業
▽安全関係優秀者=池部充俊(九州ジスコン)、宇田津孝博(宇田津工業)、後藤守(コーソク)、馬場登志久(栄幸産業)、甲斐和文(大志工業)、冨永浩二(和藤塗装)、重松伸英(日本乾溜工業延岡出張所)、渡邊千広(荒武組)、光井照正(太洋ヒロセ)、木村幸二(日本乾溜工業)、赤木慶次郎(平原工業)
▽健康優良賞=冨永浩二(和藤塗装)、榊和彦(明和テクニカル)、嶋田靖郎(東興ジオテック宮崎営業所)。