国土交通省は７月１日、市町村から登録申請が行われた「道の駅」に関して、全国の７駅を新たに道の駅に登録した。九州地方整備局管内では、東陽(八代市東陽町)とくしま(串間市西方)の２箇所を登録。今回を含めた道の駅の総数は、全国で１１８０駅、九州管内で１３７駅、宮崎県内で１８駅となる。
ＪＲ串間駅西側(大字西方)に新設する道の駅「くしま」は、安全で快適な道路交通環境の提供に加え、交流イベントや子育て応援、道守等の地域活動との連携により、あらゆる世代が活躍・交流する、地域を支える拠点として整備する。道路管理者の国土交通省と串間市が共同で整備する「一体型」の施設とする。
敷地内には、地元産の食材や料理を提供する物販・飲食棟、生活情報や観光案内等の情報を広く発信する情報施設棟、会議や勉強の場として活用できる市民交流棟、各種イベントを開催する屋根付のイベント広場のほか、駐車場や緑地、外構等を整備する。災害時の避難場所として、非常用電源や備蓄倉庫も整備する。
交通結節点としてのアクセス性に加え、公共交通機能も集約した「串間市の玄関口」と位置付け、周遊観光の促進と新たな観光需要を創出する。物販・飲食棟と情報施設棟を先行整備し、２０２１年春頃にプレオープンする見通し。残る市民交流棟とイベント広場は２１年度に整備し、同年度中にグランドオープンする。