▲写真は挨拶する横山会長、長友部長、総会の模様
宮崎県電気工事業工業組合青年部協議会(横山義和会長)は6月27日、宮崎市内で2020年度の通常総会を開催した。全員マスクを着用し、手指の消毒を徹底するするなど、新型コロナウイルス感染防止対策を講じたうえで、19年度事業及び収支決算、20年度事業計画案及び収支予算案などの各議案を原案どおり承認した。
挨拶で横山会長は、前年度に計画していた事業が順調に推移していく中で、新型コロナウイルスの感染拡大が社会・経済に甚大な影響を及ぼし、これに伴い一部事業が中止・延期になったことを説明。今後は、新型コロナの影響を注視しつつ、会員拡大の積極展開や各事業の実施に努めていく考えを示し、会員に理解と協力を求めた。
横山会長を議長に選出して行われた議案審議では、前年度の事業経過等を執行部が説明。20年度に関しては、新型コロナウイルスの影響で先行きが不透明ではあるが、このような時にこそ「ONE TEAM」となり、最大の課題である会員拡大に注力しつつ、皆で電気工事業界を盛り上げていくことを確認した。
これを踏まえた事業計画では、会報の発行や高齢者住宅及び公共施設の電気設備無料点検の実施、積算講習会の開催と講師の育成、提案型技術営業の推進、他業種青年部との交流及び情報交換、未来電気工事士事業(仮称)への参加及び協力、県内4地区での学生交流会の開催等に取り組む予定でいる。
総会当日にはこのほか、東芝保険サービス株式会社と住友生命保険相互会社宮崎支社からそれぞれ講師を招き、全日本電気工事業工業組合連合会の認定損害保険制度や生活総合保険制度、グループ共済制度に関する研修会も行われた。
■宮崎地区も総会開催
同日には宮崎地区電気工事業協同組合青年部(長友光広部長)の2020年度「通常総会」も開かれた。挨拶で長友部長は、第2波、第3波の発生が懸念される新型コロナウイルス感染症が、青年部事業の実施に影響を与える可能性を考慮しつつ、実施可能な事業に関しては積極的に取り組む考えを示し、部員の積極参加を呼び掛けた。
議案審議では、19年度事業報告及び収支決算書、20年度事業計画案及び収支予算案などを原案どおり承認。このうち、20年度の基本方針には、部員の資質向上や所属事業所の発展、地域社会の発展に寄与するボランティアの実践、若手人材への電気工事業界のアピール、業界の枠を超えた幅広いネットワークの形成などを掲げた。
20年度の事業計画では、知識の習得や技術力・収益力の向上に資する研修会の開催、他団体との交流推進、地域に密着する電気工事業としての奉仕活動の実施、親組合事業への参加協力、他青年部とのコラボレーション事業の実施、会員拡大による組織の活性化、学生交流会等を含む担い手促進事業に取り組むことを確認した。