国土交通省は、2020年度一級建築士試験(学科試験)を予定通り7月12日に実施すると発表した。新型コロナウイルス感染症の拡大や緊急事態宣言の発令を受け、試験日程の見直しも検討していたが、試験会場内での感染防止策を徹底することで、当初の予定通りの日程で試験を実施する。
建築士関連の資格試験については、二級建築士試験の学科試験(7月5日)、木造建築士試験の学科試験(7月12日)、建築設備士試験の学科試験(6月21日)についても、日程変更をせずに当初の予定通り実施することが発表された。
各会場では、隔離距離をとった座席配置としたり、換気のために窓・ドアを開放するなど、感染防止対策を講じる。受験者に対しても、マスクの着用や咳エチケット、試験前後や昼食時の接触回避などを求める。
試験に関する最新情報は、試験実施機関である建築技術教育普及センターのホームページ(https://www.jaeic.or.jp/)に随時掲載するとしている。