▲写真は挨拶する田村会長、総会、表彰式の模様
一般社団法人宮崎県産業資源循環協会(田村努会長)は6月4日、宮崎市内で2020年度「第8回通常総会」を開催した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、総会は理事及び監事のみで開催し、出席者の賛同と会員の委任状で20年度の事業計画等を決定した。任期満了に伴う役員改選では、田村努氏を会長に再選した。
挨拶で田村会長は、協会の第4代会長を務めた原田忠男氏が急逝したことに言及。会長在職時、宮崎県との災害廃棄物廃棄物協定の締結や鳥インフルエンザへの対応、リサイクル認定制度の調節等に奔走し、産業廃棄物や解体工事のスペシャリストとして後進の育成に尽力した原田氏の逝去に深い哀悼の意を表した。
議案審議では、19年度事業実績及び収支決算報告、20年度事業計画案及び収支予算案、役員改選案を原案どおり承認。20年度の事業計画では、資源循環のための再生利用促進や不法投棄・不適正処理の防止、関連団体や行政からの受託事業のほか、優良産廃処理業者の認定や災害廃棄物対策等を推進することを確認した。
具体的には、リサイクル製品の認定や利用促進、再生利用に関する相談受付、不法投棄防止啓発キャンペーンの実施、優良認定取得相談窓口の設置に加え、産廃処理業界の課題解決に向けた調査・研究や各種講習会及び研修会の開催、組織の拡大強化とコンプライアンスの向上、災害廃棄物の処理体制の構築などに取り組む。
一方、20年度の会長表彰は、功労者表彰を川﨑裕二氏(宮崎環境保全公社)と兒玉岳大氏(日向環境)の2人、優良事業所表彰を▽吉野建設▽井手産商▽ドイ産業―の3社、優良従事者表彰を▽福島精一氏(田村産業)▽佐藤浩氏(谷口組)▽長野満徳氏(小林衛生公社)▽飯干妙子氏(木田建設)―の4人が受賞した。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=田村努(田村産業)
▽副会長=山下栄(山下商事)、佐藤修一(栄高産業)
▽理事=塩川聖一(塩川産業)、石山和美(旭興産)、川﨑裕二(宮崎環境保全公社)、柳橋恒久(富岡建設)、河野直継(河野組)、堀之内真司(真栄産業)、小田浩司(つやげん九州)、半田英徳(小林衛生公社)、松林浩一(松林資材)、兒玉岳大(日向環境)、吉岡拓紀(エコ・リサイクルセンター)
▽監事=栗巣景吉(栗巣土木)、蓑田章(南日本環境センター)。