一般社団法人宮崎県建築士会(松竹昭彦会長)は5月30日、宮崎市内で2020年度の定時総会を開催した。新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、総会は理事を中心とする少人数で開催し、19年度事業報告及び収支決算、20年度事業計画及び収支予算を確認した。任期満了に伴う役員改選では、松竹昭彦氏を会長に再選した。
19年度の事業報告の中では、次世代建築士の入会促進や各種講習会及び研修会の開催、景観整備機構として受託した景観教室やまちづくりゼミ、建築士の指定登録機関としての登録及び窓口業務のほか、まちづくりに関する地域貢献活動や建築行政及び関係団体への協力、会員への情報伝達及び福利厚生に取り組んだことを説明した。
20年度の事業計画では、会員にタイムリーな情報を提供するとともに、継続能力開発(CPD)制度を有効活用し、設計業務に携わる者を対象とした定期講習や技術研修を開催する。関連法改正や防災・空き家問題といった社会のニーズに応じた研修も開催し、建築士としての知識及び技術の研鑽を図り、強い倫理観を醸成する。
また、地域の特性を活かすための事業や諸問題を解決するための事業、南海トラフ巨大地震を見据えた防災関連事業、そして地域における多様なまちづくり活動に積極的に関わる機会を設け、建築士の職能を活かした地域貢献活動を実践する。時代に即した活動を通じて、組織の強化を図るとともに、効率的な会の運営にも努める。
表彰事業に関しては、公益社団法人日本建築士会連合会の会長賞を受賞した鈴木俊之氏のほか、会員歴25年表彰を受賞した21人を紹介した。
*新役員は次のとおり(敬称略、順不同)
▽会長=松竹昭彦
▽副会長=椿達夫、那須日出夫、下温湯盛久、日髙達郎、岡薗正浩
▽専務理事=後藤和生
▽常務理事=福添勝郎
▽理事=興梠克百、髙橋寿、黒木幸市、相馬玲、竹﨑由美子、橋口登志郎、山下敬司、青木雄治、伊藤信繁、内八重勇、甲斐慎二、越山明典、西尾武彦、橋田将幸、日髙直幸、渡部裕充、福丸千春、作田耕一朗、小城修
▽監事=興梠重徳、大津山三好、岩下益士
▽顧問=金子倫和、巣山昌博。