宮崎県は、2020年度の優秀施工者宮崎県知事表彰の受賞者に▽井上光明氏(天井丸建設)▽亀元正己氏(丸昭建設)▽坂井俊郎氏(河野建設/日南市)▽佐田英輝氏(大進建設)▽長野美保氏(矢野興業)―の5人を選んだ。6月2日に県庁で行われた授賞式で、河野俊嗣知事が表彰状と記念品を贈り、長年の努力と功績を称えた。
優秀施工者宮崎県知事表彰は、建設現場に於いて15年以上にわたり工事施工に直接従事する、原則として35歳以上の者が対象。技術や技能、人格等に優れている者を表彰することで、建設産業が果たす社会的使命を広く県民に周知し、建設産業の魅力向上や若年層の就業促進などに繋げることを目的としている。
表彰基準は、▽技術・技能が優秀である者▽技術開発・施工の合理化を図り顕著な成績を挙げている者、または建設工事に相当の実績のある者▽後進の指導・育成に努めている者▽安全・衛生の向上に貢献している者▽他の建設現場従事者の規範となる者。これらの基準を満たす5人の技術者を20年度の受賞者に選んだ。
大進建設の佐田氏は「受賞は身に余る光栄」と喜びを語り、「これまで指導していただいた会社や協会の諸先輩、関係者のおかげ」と感謝の意を示した。建設業界に於いて担い手不足が大きな課題であることを踏まえ、「技術や技能の伝承をはじめ、後進の指導に努めつつ、自らの技術も研鑽していきたい」と意気込みを語った。