宮崎市上下水道局は、４月８日付で公表していた「下北方浄水場脱水処理施設整備事業」に係る募集要項のうち、事業者選定スケジュールを見直した。新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、同月１０日にスケジュールを見直すとしていたが、緊急事態宣言が解除されたことを受けて、新たな事業者選定スケジュールを決定した。
下北方浄水場の新系浄水施設完成に伴い、不要となる施設の跡地２箇所を候補地として、脱水処理施設を更新するもの。設計・施工一括発注方式(ＤＢ方式)で事業を実施することで、合理的かつ効率的な施設整備を行うとともに、コストの縮減や工期の短縮、品質の高度化等を図る。事業期間は２０２４年９月末までを予定する。
応募者の構成は、宮崎市内の建築工事企業３社ＪＶを含む複数の企業で構成するグループで、いずれも宮崎市の競争入札参加資格者名簿に登録されていること。構成する企業数の上限は任意とする。応募グループは、施設の設計を行う企業(設計企業)と、施設の建設及び撤去を行う企業(建設企業)を含む企業で構成することを基本とする。
見直し後の事業者選定スケジュールでは、６月１０日に開催する説明会及び現地見学会の参加申し込みを、６月８日まで電子メールで受け付ける。応募希望者を対象とした資料閲覧及び現地調査は６月１５日～３０日に実施。募集公告等に関する質問等は６月１日～２６日に電子メールで受け付け、６月２９日以降に回答を公表する。
応募表明書及び資格確認申請書の受付期間は６月１日～７月１７日。資格確認結果は７月３１日までに通知する。第１次提案書類を８月３１日まで受け付け、これに対する技術対話を１０月上旬に実施。技術対話実施日～１１月２０日に提案書類を受け付け、１２月下旬に行うプレゼンテーションを経て、２１年１月下旬に事業者を決定する。
要求水準書や事業者選定基準、提出書類作成要領及び様式集、設計及び建設工事請負契約書案は、４月８日付で公表した書類を使用する。新型コロナウイルス感染症対策に伴う各自治体の自粛要請状況によっては、宮崎への往来の自粛を求める場合がある。また、今後の感染拡大状況によっては、再度、スケジュール等を見直す場合がある。