一般社団法人宮崎県浄化槽協会(石川武則会長)は5月27日、宮崎市内で2020年度の通常総会を開催した。新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、総会は理事を中心とする少人数で開催し、19年度事業報告及び収支決算、20年度事業計画及び収支予算、20年度活動スローガンなどを決定した。
20年度の事業計画に関しては、浄化槽の適正管理を推進するため、会員及び非会員を問わず、広く浄化槽に携わる者を対象とした研修会及び講習会を開催するとともに、既設単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換促進を図るための普及啓発事業の推進、環境イベント等を通じた県民への啓発活動の実施などに努める。
また、市町村に対する機能保証制度やPFI事業の活用の要請、浄化槽適正管理向上のための浄化槽維持管理一括契約の拡大、施工業者や関係機関と連携した法定検査受付業務の推進、行政や検査機関、民間業者の保有する情報を統合・整理した浄化槽台帳整備の推進、浄化槽設置予定者に対する講習会などに取り組む。
一方、20年度の活動スローガンでは、浄化槽整備区域の設置・拡大とこれに伴う行財政措置の拡充強化、浄化槽市町村整備推進事業及びPFI事業の推進、合併処理浄化槽への転換促進に向けた助成制度の見直し、浄化槽機能保証制度の完全実施、浄化槽維持管理一括契約の制度化などを関係機関に要望していくことを確認した。
このほか、20年度の会長表彰では、永年勤続功労表彰を▽緒方通夫氏(フジクリーン工業)▽新澤津勉氏(都城北諸地区清掃公社)▽小松理氏(前同)▽上西祐三氏(前同)―の4人が受賞した。