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簡易公募型競争でTN設計3件告示 五ヶ瀬高千穂道路

 国土交通省九州地方整備局延岡河川国道事務所は6月26日、簡易公募型競争入札で行う「五ヶ瀬高千穂道路1号トンネル設計業務」「同2号トンネル設計業務」「同7号トンネル設計業務」の手続きを開始した。五ヶ瀬高千穂道路(延長9.2㎞)に整備を計画する山岳トンネルの詳細設計を委託する。期間は2021年3月15日まで。

 現道は、国が定める緊急輸送ルートに指定された南海トラフ地震発生時の重要な支援路線であるが、平面及び縦断線形の厳しい箇所や防災点検要対策箇所が数多く存在し、災害に対して脆弱な状況にある。線形不良箇所や防災点検要対策箇所等を回避し、災害時の救援活動等で機能する信頼性の高い高速ネットワークを形成する。

 指名されるために必要な要件は、九州地方整備局の競争参加資格で土木関係建設コンサルタント業務の認定を受け、宮崎県内に本店または支店等の営業所を有している単体企業。または、これらの要件を満たす者で構成する設計共同体で、競争参加者の資格に関する公示に基づき、設計共同体としての資格認定を受けている者。

 また、参加表明書の提出者に対しては、10年度以降に契約金額100万円以上の同種または類似業務を履行した実績を有することを求める。同種業務はNATM工法による山岳トンネルの詳細設計業務、類似業務はNATM工法以外による山岳トンネルの詳細設計業務(開削工法を除く)とする。

 当該業務は、参加表明及び技術提案(実施方針等)を共通化する3件の業務を同時に公示し、一括して審査を実施する試行業務とする。入札にあたっては、電子入札システムで3件の業務が別々に案件登録されているため、複数の業務に参加を希望する場合は、参加を希望する業務ごとに参加表明書を提出する必要がある。

 入札参加者から技術提案を受け付け、価格以外の要素と価格を総合的に評価して落札者を決定する総合評価落札方式で行う。入札説明書は電子入札システムで交付する。7月7日まで参加表明書を受け付け、7月17日に指名通知を行う。技術提案書の提出期限は8月3日。8月24日まで入札書を受け付け、25日に開札する。