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新富町と災害時の支援協定 宮崎県産業資源循環協会

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▲写真は挨拶する小嶋町長、田村会長、調印式の模様

 災害時に発生する廃棄物等を適正かつ円滑・迅速に処理するため、新富町は一般社団法人宮崎県産業資源循環協会(田村努会長)と「災害時における廃棄物の処理等に関する協定」を締結した。6月19日に新富町役場で調印式を行い、新富町の小嶋崇嗣町長と協会の田村会長が署名・押印した協定書を取り交わした。

 両者が交わした協定では、災害が発生した際に▽災害廃棄物の撤去▽災害廃棄物の収集運搬▽災害廃棄物の処分▽これらに伴う必要な業務―を協会員が行う。事前に協定を締結することで、今後、発生が予想される大規模な自然災害や不測の事態に備えるとともに、県央支部の会員を中心とした迅速な対応が期待できる。

 協会では2009年1月に宮崎県と災害時の応援協定を締結。16年度以降、延岡市や宮崎市、日向市、三股町、日南市、小林市、高原町と同様の協定を締結しており、県を含めて今回の新富町で9例目、西都児湯管内では初の協定締結となる。

 調印式で小嶋町長は「災害時には町民の生命を守り、その後の生活を早期に復興する必要がある。今回の協定で一つの憂いがなくなった。しっかりと連携を図りながら、予測できない災害への備えを進めていきたい」と協定に期待感を示すとともに、関係団体と連携した災害時に於ける迅速な対応を約束した。

 田村会長は、新富町との協定締結を通じて「西都児湯圏域の他の自治体に協定の意義や災害対応の心構えがより浸透していくことを期待している」と述べるとともに、「協力要請を受けた際には、協会が保有する専門的な知識や人材、車両、機材などを活用し、迅速かつ効率的に最大限の協力を行っていきたい」と話した。