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今年度から3箇年で本体工事 志和池最終処分場第3期

 都城市は、志和池第2期最終処分場の埋立完了を見据え、2018年度から年次的に第3期処分場の建設計画を進めている。施設整備に設計が完了することを踏まえ、20年度から3箇年をかけて本体建設工事を進める。市の20年度当初予算には、第3期処分場の今年度建設事業費等として2.7億円を盛り込んでいる。

 23年度に第2期処分場の一般廃棄物埋立が完了する見込みであることから、次期処分場としての埋立地を確保するため、第2期処分場の北側に第3期処分場として、埋立地や浸出水処理施設等を整備する。第3期処分場の埋立面積は2万1700m2、埋立容量は16万3000m3。総事業費は41.4億円を見込む。

 第3期処分場の建設に向けて、市は18年度に基本計画の策定や基本設計業務、測量・地質調査業務を実施。19年度には実施設計業務と生活環境影響調査業務を委託した。20年度から22年度にかけて本体工事を行い、23年度の供用開始を目指す。第3期処分場の埋立期間は2023年度~37年度までの15年間。

 都城市が4月に公表した発注見通しによると、造成工や遮水工、集排水工などを施工する「一般廃棄物最終処分場(第3期)建設工事」と、浸出水処理施設一式を施工する「一般廃棄物最終処分場(第3期)浸出水処理施設建設工事」を、それぞれ第2四半期に条件付一般競争入札で発注する予定でいる。工期は約27カ月を見込む。