ドローン所有者に登録義務　改正航空法が成立

　ドローンなどの無人航空機の所有者に国土交通省への登録を義務付ける、改正航空法が６月１７日に成立した。２００㌘以上の機体には登録が求められるようになり、登録や機体への表示を怠ると飛行が禁止される。登録制度は、改正法が施行される２２年度までに創設する。

　登録制度では、無人航空機の所有者が氏名・住所・機体の情報をオンラインで申請する。登録した機体には登録記号を割り当て、登録記号を表示しない機体の飛行を禁止する。

　無人航空機は、人口集中地区などでの飛行に許可制度が設けられているが、登録制度によって事故の原因究明や安全措置を講じやすくする。２００㌘を超えれば、ＩＣＴ施工やインフラ点検などに使用する機体も登録の義務が生じる。