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日本港湾コンサルが落札 宮崎港サイドランプ等設計

 宮崎県中部港湾事務所は6月11日、指名競争で「宮崎港第10号岸壁サイドランプ等詳細設計業務」の入札を執行し、日本港湾コンサルタントが2720万円で落札した。耐震化されたサイドランプ及び可動橋、操作室等の詳細設計を委託する。委託期間は185日間。税抜の予定価格は2321万9051円だった。

 宮崎港に於いては現在、宮崎カーフェリー株式会社が宮崎―神戸の神戸航路を運航。近年のモーダルシフトの流れを受け、利用車両の増加に伴う積み残しが頻発し、企業等の要請に対応できない状況になっている。このため同社は、フェリーの大型化を決定し、22年度から新造船2隻を就航させることを発表している。

 就航中のカーフェリーを新造船に入れ替えるにあたり、県は新造船に対応するための各種検討や調査を実施。トラック積載台数が現船から30台程度増加することを踏まえ、新造船の2階乗降口へ直接、乗り降りすることができるサイドスロープ(車両乗降施設)を整備し、荷役時間の短縮や安定的な輸送の確保を図る。

 当該業務の設計対象区間は、宮崎港第10岸壁上及びそのふ頭用地とし、サイドランプ及び可動橋(基礎部含む)1基と、運用のための制御装置等一式(機械室建屋・機械設備・電気設備等)とする。業務の順序及び遂行に必要となる事項の計画立案を行い、利用・自然・材料条件および照査用震度等の設計条件を設定する。

 これを踏まえ、可動橋の構造部材及び基礎部の構成、諸元等に関する詳細設計、耐久性の照査を含む構造部材および基礎部の設計計算、サイドランプ及び可動橋運用のために必要な制御装置等の検討、サイドランプ及び可動橋の製作・架設に係る施工検討・数量計算・図面作成を行い、検討内容を報告書にまとめる。

 整備スケジュールによると、詳細設計業務を完了させたのち、2020年度末頃から設置工事に着手し、21年度末の完成を目指している。サイドスロープの整備に加え、県は防衝壁や係船柱の追加、駐車場の再編を行うとともに、国が航路や泊地の浚渫を実施する予定でいる。