宮崎県鳶土工業連合会(徳丸浩一郎会長)は6月11日、宮崎市内で2020年度の定期総会を開催し、19年度事業報告及び収支決算、20年度事業計画案及び収支予算案などを決定した。任期満了に伴う役員改選では、徳丸浩一郎氏を会長に再選した。
総会で挨拶に立った徳丸会長は、新型コロナウイルス感染症が日本経済に大きな影響を及ぼし、今後の民間企業の設備投資や公共事業の発注にも大きく関わることを指摘。こういった動向が、今後の建設業の仕事にも大きな影響を与えると強調した。
徳丸会長は「私達を取り巻く環境は、昨年度のスタート時とがらりと変わった」と述べるとともに、「厳しい時にこそ、横のつながりを大切にしながら、皆でこの危機を乗り越えていこう」と更なる結束を呼び掛け、挨拶を締めくくった。
20年度の事業計画では、担い手確保のための建設労働者緊急育成支援事業や木造家屋建築工事現場の安全パトロール、国土交通省や宮崎県県土整備部との意見交換、特別教育等の講習会の開催、外国人技能検定などに取り組むことを確認した。
このほか、とび技能士会の19年度事業経過では、県内産業を支える匠の技を広く体験してもらう技能まつり・ものづくりフェスタに参加したことなどを報告した。
*新役員は次のとおり(敬称略)。
▽会長=徳丸浩一郎(徳丸開発)
▽副会長=梅田保志(梅田)、松浦秀次(松浦組)
▽理事=景山亨(カゲヤマ)、福地勇人(田代組)、田村介孝(龍虎建設)、佐藤世紀(サトウ)、萩原和明(豊州興産)
▽監事=神野俊吉(神野建設)
▽相談役=景山孝(カゲヤマ)。