宮崎県中小企業団体中央会(堀之内芳久会長)は5月29日、宮崎市内で2020年度「第65回通常総会」を開催した。総会では、19年度事業報告及び決算関係書類、20年度事業計画案及び収支予算案などの各議案を原案どおり承認。任期満了に伴う役員改選で理事及び監事を決定し、堀之内芳久氏を会長に再選した。
20年度の事業計画の中では、新型コロナウイルスの感染拡大が各国の経済や社会、雇用等に過去に例を見ない不安定さを招き、緩やかながらも拡大基調を続けてきた我が国経済への影響も甚大であることを指摘。とりわけ、中小企業・小規模事業者は極めて深刻な状況に直面し、事業の先行きが見通せない状況にあるとした。
中小企業や小規模事業者が危機的状況を乗り越え、持続・成長・発展していくためには、連携により相互の経営資源を補完・補強していくことが必要であることから、中央会として国や県等の各 種支援策を積極的に活用し、新たな事業展開や新分野進出、事業の再構築、人材育成など経営基盤の強化に取り組む。
コロナ対策をはじめ、中小企業支援を国や県に要望するとともに、事業承継やIT活用、働き方改革、外国人技能実習制度への対応など、直面する経営課題の解決に積極的に取り組む。ものづくり等補助金を活用した、中小企業が取り組む革新的なサービス開発や生産プロセスの改善などの新たなチャレンジも支援する。
こういった事業方針を踏まえ、20年度事業の重点活動に▽組合の組織活性化と創業支援▽既存組合の活性化支援▽地域中小企業の生産性向上▽直面する経営課題への取組▽中央会の支援・指導機能の強化―の5項目を掲げ、これに基づく事業を展開する。
*新役員は次のとおり(敬称略)
▽会長=堀之内芳久
▽副会長=吉岡和則、上山泰寛、吉田陽子
▽専務理事=野口和彦
▽理事=大迫三郎、岡﨑富明、木田正美、吉玉典生、植松孝一、湯淺米男、日髙耕平、森勝人、二宮渉、高嶺清二、三輪純司、宮元進一郎、吉田孝平、矢野俊也、安藤正憲、古澤雄二、市園清貴、菊池良和、郡司宗則、横山義和
▽監事=金丸憲史、松本嗣夫、白濵隆寛。