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津房正寛氏を会長に再選 高鍋地区建設業協会

 高鍋地区建設業協会(津房正寛会長)は、2020年度の事業計画や収支予算、新役員の選任を決定した。各地で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、通常総会の開催を取り止め、書面決議で会員の同意を得た。

 書面決議の議案は、▽19年度事業報告書、収支決算書、剰余金処分案▽20年度事業計画書案、予算書案▽借入金の限度額▽任期満了に伴う役員選―の4項目。このうち、任期満了に伴う役員改選では、津房正寛氏が会長に再選された。

 議案では、地域の雇用や経済を支え、災害時に住民の安全・安心を守る社会的責任を果たしていくため、先が見える安定した経営や適正な利潤の確保、官民一体となった技術者及び技能者の処遇改善、工事発注の平準化、若年入職者の確保・定着が必要と指摘。

 これを踏まえた20年度の事業計画では、建設産業の将来に向けた方向性を検討し、発注機関に対して政策に反映されるよう働きかけるとともに、地域建設業の健全な発展を目指し、国や県等との意見交換や陳情・要望活動に取り組むことを確認した。

 また、全国各地で相次ぐ地震や台風、豪雨といった、頻発化・激甚化する自然災害を見据え、災害対応力の強化として、各機関と締結している防災協定に基づき、国や県等との関係を強化し、情報を共有することで会員企業の災害対応力の向上を図る。

*新役員は次の通り(敬称略)
▽会長=津房正寛(津房産業)
▽副会長=井尻雄樹(川南工業)、勢井政俊(尾鈴建設)
▽理事=河野宏介(河北)、桑原常雄(桑原建設)、小田洋史(天井丸建設)
▽監事=横田直樹(横田工業)、木村尚人(大岩建設)。