建設ネット企画画像 四角 四角

綾第二発電所更新工事の入札中止 宮崎県企業局

 宮崎県企業局は、昨年12月26日に公告した「綾第二発電所大規模改良事業のうち発電所更新工事」の入札を中止すると発表した。理由について「新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により、入札手続きが困難となったため」としている。

 運転開始後60年が経過し、施設本体や設備の老朽化が進行している綾第二発電所(最大出力2万8000㌔㍗)において、設備の早急な更新を行うとともに、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用した大規模更新工事を実施するもの。

 工事範囲は、▽更新=水車、発電機、制御盤等、配開装置、変圧器、遮断器等、水圧鉄管、非常用発電機、進入防止柵、安全対策施設▽新設=放水口ゲート、代替放流設備▽改修=放水路(庭)、遠制装置、総合監視制御システム▽補強=発電所建屋―など。

 企業局は昨年12月、施設更新に係る設計及び製作・更新工事を一括発注する当該工事を、一般競争入札(総合評価落札方式/技術提案評価型)で公告。参加要件を満たす事業者を対象に、入札参加資格確認申請書や技術提案書の提出を求めた。

 手続きの進捗に合わせて日程等を見直し、当初は7月28日に開札する予定でいたが、新型コロナウイルスの影響を踏まえ、5月25日に入札を中止することを決めた。